REPORT25
2010年4月18日(日)トップチームレポート
第30回東京都女子サッカー大会決勝トーナメント準決勝 対早稲田大学女子ア式蹴球部
慶応日吉下田グランド
決勝トーナメント第二戦、準決勝が行われた。
FC駒沢女子U-15からも数名が出場のチャンスをもらい、中学生が大学チャンプの大学生選手を相手に、公式戦
で一歩もゆずらず堂々と戦い、FC駒沢女子の層の厚さを見せつけた。
FC駒沢女子トップチーム、優勝候補で大学王者の早稲田大学を相手に準決勝を戦った。
実力では決して早稲田大学にも劣らない力はあるので、展開次第では十分勝機があり、開始前から楽しみな試合だった。
▼スタメンからU-15メンバーが入ったイレブン。 ▼見た感じ緊張感はないようだ。さすが百選練磨のトップチーム
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▼しかし、早稲田大学相手に気合はいつもより入っている。円陣の声もいつもにも増して力強かった。
▼しかし、開始早々の2分、いきなりのピンチ。左から持ち込まれキーパーをかわして、ゴール前10番の選手にパス。
ゴール前はフリー。しかし、相手のシュートは浮いてしまいゴールバー上へと抜けていった。これは救われた。
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▼この日、左オープンスペースから攻め込まれるシーンが目立ったが、5分にも左からゴール前まで持ち込まれキーパー右にシュート。
ボールはキーパー横を抜けて行ったが、ゴール前に戻った選手がギリギリで間に合いボールをクリア。このピンチも潜り抜けた。
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▼8分にはやはり左サイドから、今度はミドルシュート。これは守護神・キーパーまさこ選手には通用しなかった。
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▼22分にも左から入り込まれ、キーパー1対1の近距離からのシュート。これもまさこ選手左足1本でボールを防いだ。
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▼30分には駒沢あかね選手チャンスとみてすかさずミドルシュート。これは相手DFにワンタッチしクッションボールはキーパーへ。
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▼更に29分。ゴール前でフワッと上がったルーズボール。落ちてくるところをボレーを狙いすましたあかね選手だったが、これは空振り。
しかしまだボールはまだキープ。そのままシュート。
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▼しかし、これは惜しくもキーパー正面。
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前半はこのまま0-0で終了した。序盤押され気味だったが、全体的には互角の攻防だったかと思う。お互い一歩も譲らないという気合
が感じられる熱のこもったいい試合のまま折り返しとなった。
優勝候補の大学女子サッカーの王者相手に、勝利の可能性も十分出てきた。流れは決して悪くない状況で後半が始まった。
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▼流れは駒沢のまま変わっていなかった。後半2分、縦への大きなダイレクトパスをみさき選手クッションコントロールでボールを処理し
後フリーのまゆみ選手へバックパスを出す。
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▼距離はあったが、ここは思い切り良くまゆみ選手のミドルシュート。イージーボールとなったが、流れを維持するいいプレーなのでは。
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▼しかし相手も大学チャンプ。センターこの位置から強烈なミドルシュート。これは以外に伸びて思わずキーパージャンピングキャッチ。
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▼9分には早稲田、スピードのあるクロスパスがゴール前に出た。これは的確な判断で前に出たキーパーがボールをおさえた。
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12分にもマサコ選手のスーパーセーブでゴールを守った。 ▼その1分後相手センターバックから右サイドへパスを廻すところを・・
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▼なんと、まゆみ選手がきれいにインターセプト。ボールはフワッと浮いてゴール前へ。まゆみ選手とキーパがそれぞれ突っ込む。
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▼ぶつかって二人とも倒れこんだが、その際上になったキーパーが落ちる際に思わず手が出たのか当たったのか、エリア外でハンド。
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▼距離はあったが絶好のチャンス。まゆみ選手迷わず直接ゴールを狙った。ゴール左上を狙った良いキックだったが僅かに外れた
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▼後半16分今度は早稲田がゴール正面からシュート、決定的な場面だったが、まさこ選手、神業のプレイを見せてくれた。
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▼素早く反応し、ボールコースへ飛び右手1本手の平でパンチング、ボールを止めた。相手コーナーとなり、セットプレーから相手シュート
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▼今度は左へ飛んだまさこ選手。同様左手1本でボールを止めた。改めてまさこ選手の洞察力、反射神経、キーパーとしてのセンスに
驚くばかりでした。しかしまさこ選手のスーパープレイはまだ続きました。
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▼20分には正面を抜かれ、目の前のこの位置からの強烈なシュート。絶体絶命のシーンになるところだが・・・・
しかしまさこ選手、相手が蹴る瞬間までしっかり相手を見ている。足元をみてボールの行き先を判断しているかのような。
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▼まるでボールを蹴る方向がわかっていたかのような動きで、身体が動きしっかり手が出る。このボールもしっかりはじき止めた。
このスーパープレイに会場からも感嘆のどよめきが・・・・。
これにはシュート打った選手も信じられないといった様子で天を見上げた。まるで「どう打てば入るんだ!」と言っているかのような・・・。
しかし、このあたりから流れは変わった。試合は早稲田ペースになりつつあった。
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とはいえ、後半22分まで0-0で均衡した接戦であることに変わりはない。残り8分、試合の行方は全くわからない。
▼集中力維持と精神力の勝負になりつつあった残り8分。思わぬ1発で均衡は崩れた。
前半苦しまされた早稲田の左FWだったが、後半FWのサイドチェンジしたようで、今度は右から攻め込まれる。
強引に持ち込まれラインが見えた瞬間強烈なシュートを打たれた。
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▼このボールは威力のあるボールで一直線にポスト下に飛び込んできた。これにはジャンプしたまさこ選手にしても止められない
強烈なシュートとなった。後半23分手痛い失点となり均衡は崩れた。
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1点を失った駒沢。残り7分とロスタイム。まだ同点のチャンスはある。問題はこれでモチベーションがどう変わるかだ。
いい方向に変わればまだゲームの行方はわからない。
▼反撃のチャンスもつかめないまま残り1分を切ってロスタイム1分に突入するそのときだった。
センター真ん中をみごとパスを通されてしまう。FWとのイマジネーションがしっかりとれているのだろう。絶妙なパスとなった。
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▼FWもしっかりパッサーとのコンタクトが取れ、スペースへ走り出していた。この状態では、キーパーも止めるのは難しい。
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▼最後にダメ押しの1点を奪われた。
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▼結果0-2となったものの、さすが駒沢女子というサッカーを見せてもらった。我らU-15も遺憾なく力を発揮したのではないだろうか。
メニーナ・ベレーザなど実力チームを経験した選手がたくさんいる大学王者のチームで、体格・体力・経験・年齢も大きく違う大学生を
相手に、気劣りせず堂々とプレーできていたのではないかと思う。
トップチーム、今年度も東京都1部リーグでの活躍が期待できそうな、そんな感じを今日感じ取る事ができた試合でした。
▼準決勝第一試合でスフィーダに敗れた慶応大学とともに表彰を受けた。
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▼前試合、延長戦になったこともあり、すっかりと日も暮れた慶応日吉下田グランドでした。(寒かった〜)
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