REPORT60


2011年1月23日(日): 第6回東京都ガールズU-14サッカー大会
予選リーグ第3戦、対スフィーダU−14(駒沢補助)

相手はスフィーダU−14,現在のU−14では東京都トップクラスの強豪。技術や体格でも圧倒される。無論全員が中学2年でのチーム。迎え撃つFC駒沢女子U−14は、中学2年と1年が約半々、それに小学6年を加えたチーム編成となる。しかし、個の技術面や体力面では全く引けをとらない。王者スフィーダに五分で戦える能力は充分に持っているので、今日の試合も年齢や体格のハンディはさほど気にせずいいゲームになるとの思いで今日を迎えた。

▼やはり体格の差は歴然としていた。スフィーダの中にはトレセンで一緒の選手もおり、中には小学生時代の盟友もいて、見ているほうとしてはどんなゲームをするのか楽しみでした。戦術的には、あまりロングボールなど使わないプレイスタイルのチームだが、身長差を考えると高さを使ったサイドからのハイボールや、縦のパワープレイも警戒しなくては。


▼今日勝てば決勝トーナメント出場が決まる。連戦の疲れも感じさせずモチベーションはかなり高く勝への意欲が強く感じられました。

序盤から試合は接戦となりました。相手はピッチを広く使ったサイド攻撃、バックでの仕掛けを探ってのパス回しなど、落ち着いたプレイでさすがだなーと思いましたが、FC駒沢女子も相手に満足なプレーをさせず、攻守ともそんな差は感じませんでした。

▼試合が動いたのは前半13分、バックパスからミドルシュートを打たれる。ボールはクロスバーに当たりゴール前に落ちた。
 
▼キーパーゆうき選手が一瞬ボールを見失っているところに、シュート時点から詰めに入っていた相手FWにこぼれ玉を押し込まれる
 
1点を先制されたものの、流れに大きな代わりはなかった。FC駒沢女子も果敢に攻めゲームは進んだ。そんな前半終盤の22分、更にゲームは動いた。
相手DFがバックで左から右へとパスを回しているところに駒沢が果敢にプレスをかけにいく。執拗なプレッシャーから相手のパスミスを誘発、FC駒沢女子のカウンター攻撃となった。

▼左サイドでみさき選手、ボールを奪取するとゴール前スペースにめい選手に合わせたスルーパスを出す。パスが通ってめい選手シュート。しかし、相手キーパーこれは何とか止めたものの、ボールは大きく跳ね返りルーズボールに。

 
▼跳ね返ったボールはゴールエリアの外に遠ざかる。         ▼カメラは追いつかなかったが、画像右・詰めていたゆめ選手が
                                          このボールをシュート!(ゆめ選手・・すみません)
 
▼放たれたシュートは体勢が整いきれていないキーパーの頭上を越えて見事ゴールに吸い込まれた。
 
1−1と同点ゴールを決め、ゲームを振り出しに戻して前半を終了した。
均衡したゲーム展開となり、後半勝負となるが相手は豊富に選手交代してくるが、FC駒沢女子のスタミナが気になるところ。しかし、全く目が離せない好ゲームでF駒女の後半に期待がかかる。

後半の立ち上がりもF駒女のパワーは低下していなかった。

▼後半9分にはパスをつないで、ゆめ選手から出たパスをみさき選手シュート。コースをついたシュートだったが、相手キーパー横に飛んでのセーブとなった。
 

▼後半、相手はロンボールを入れてくるシーンが多くなった。
また、サイドを切り崩されてのセンタリングから高いボールを入れられ、高さを活かした攻撃にヒヤリとする場面がでてきた。
F駒女やや運動量が落ちはじめてきたか・・・。
しかし、相手もまたあせりが出てきてきているような攻撃パターンに見えた。


▼そんな12分、大きくサイドチェンジされ薄くなった右サイドをつかれ、ドリブルで持ち込まれキーパーと1対1に。
  キーパーゆうき選手必死に止めにいくが、落ち着いた相手FWのテクニカルプレーでかわされゴールを決められてしまう。
 
再びリードを許し追う駒沢女子、時間はまだある。何度かチャンスも作り出すが・・・
▼後半22分、みさき選手右サイドを突破し深いところからセンタリングを上げる。ゴール前にいいボールが入った。
 ゴール前につめていたのは、小学6年のゆい選手。ほぼフリーでこのボールをダイレクトでヘディングシュートするが枠はとらえられなかった。
 
▼更に終了間際、攻める駒沢女子にコーナのチャンスが。時間的にラストプレーになる。
素早いリスタートでゆめ選手とでショートコーナーを選択。角度を有利にしてゴール前に蹴りこむ。これもいいボールになった。
 
▼ゴール前よしみ選手がこのボールを捕らえた。すかさずシュートを打ったが、相手キーパーの好セーブによって止められてしまう。

直後終了のホイッスル。惜しくも1−2で敗れる結果に終わった。
しかし、グループ無失点の強豪スフィーダから、敗れはしたものの1点を奪い、1点差の僅差で終えたことは収穫といっていいのではないでしょうか。選手達の表情も悔しさはもちろんですが、こころもち満足感のようなものが感じ取れたような気もしました。
中学1年、小学生を擁して善戦したFC駒沢女子、まだまだこれからも楽しみです。 


  


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