REPORT80


2011年12月11日(日): 
東京都女子サッカー1部リーグ 第8戦、対立川FC(立川市砂川グランド)

リーグ戦も大詰め残り2試合となりました。先週の勝利で来年も1部リーグでのプレイが固まったどころか、星取次第では上位入賞の可能性も高くなった。
2年連続でリーグ4位という上位を堅持してきたが、
残り試合の多い東京女子体育大学の結果次第で3位入賞の可能性もある。ともあれ、中学生が過半数のチームが東京都のトップリーグで上位争いをしているという事は、チーム総合力のレベルの高さを物語っており、現在行われているクラブWCの柏レイソルが世界の競合に勝利している組織サッカーに似たものを感じます。(言い過ぎでしょうか)

▼勢いに乗っているFC駒沢序女子、今日はどんな試合を見せてくれるのか楽しみでした。




立ち上がりは、あまりメリハリのない展開で始まった。ボクシングの1Rを見ているような感覚みたいな・・。
個人的には立川FCは実力的にはほぼ互角とみていたので、この流れからすると先制点を決めた方がゲームを制するのかなという感じになりました。 そんな前半中盤の26分、その先制点はFC駒沢がもぎ取りました。

▼中盤でボールを持ったみさき選手が、飛び出したあかね選手に合わせて縦のスペースにパスを出した。
 
▼あかね選手しっかりそのボールを捉え、あとは持ち前の身体能力でドリブルで持ち込んで厳しい体勢からながらもシュート。コースが決まって相手GK止められず勝利の先制点となった。
 
▼みさき-あかねのコンビネーションから今日も得点が生まれた。
 
これでペースは駒沢に傾いたものの、 お互い決定的チャンスはなく1-0で前半終了

 
後半も同じような展開が続き、膠着状態のまま時間は過ぎた。
▼後半21分、今度は中盤でボールを持ったあかね選手にみさき選手が声を出しパスを要求し、DFの裏へスタートを切った。と同時にあかね選手みさきの前方スペースにスルーパスを出した。
 
▼オフサイドギリギリだったが、タイミングはピタリと合い出遅れた相手DFを振り切りドリブル。
 
▼上げていたDFラインに合わせGKも出ていたところ、ゴールエリア手前左サイドから左足のシュート。
 
▼1点目と逆の連携で決定的な2点目を挙げた。2点ともお互いの動きが読めているからこそ出せたパスではないかと思う。3年間同じフィールドでプレイしてきて培われたコミュニケーションはプレイにおいては年代の差も無くしているようだった。
 
試合はこのまま2-0で勝利となった。無失点で勝利したのもFC駒沢女子全体のチーム力の強さもあるが、GKゆうき選手の成長が大きく貢献している。U-15ながらFC駒沢女子にとって心強い存在になってくれたと思います。
U-15選手にとっては、先輩選手たちの技術とスピリットをしっかり学んで、自分たちだけでもこのパワーが出せるようにするにはどうしたらいいのか、先輩を頼らずに自分たちだけで最高のパフォーマンスを引き出すイメージをしっかりつけて、中学リーグの最終戦に今日の成果を出せればいいかななんて思いました。


女子1部リーグ、これで残すはラガッツア戦のみ。しっかり勝利して上位入賞を果たしましょう。
  


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