REPORT91
2012年6月30日(土)
東京都女子サッカー中学1部リーグ
第1戦、対十文字中学(砧サッカー場・PM5:30晴れ22℃)
2012年度中学リーグ、FC駒沢女子U-15初戦が行われリーグ戦がスタートしました。
その初戦が、先の全日本女子ユースU-15選手権大会で、東京代表となり、先日の関東大会で勝ち残り全国大会出場を決め波に乗っている強豪十文字中学との対戦。
厳しい戦いは予想されたが、今年のFC駒沢女子U15のメンバーはここ数年で一番充実していると思えるし、チーム力も高くハイレベルないい試合が予想された。
試合は予想通り白熱均衡した接戦となりました。
個の技術とパス回しはさすが全国レベルで、序盤駒沢は左右に振られるなど十文字ペースかなと思えたが、中3主力の十文字に対してフィジカルや当たりも一歩も引けをとらない駒沢も徐々に自分たちのペースを掴んできて、全くの五分の試合展開になった。
前半右から持ち込まれてのシュートをキーパーゆうきが見事はじいて止めたのだが、こぼれ球を押し込まれて1点を先制された。しかしその後も駒沢は崩れることなく、逆にボールを支配し始め、今まで課題だったフィジカルや当たり負けが十文字相手に全く感じられず、優勢に転じられたように見えた。
そして、なお選手の強気のアタックからボールを奪取し、絶好のチャンスを生み出した。ボールがなつきにつながり、見事なボールコントロールを見せハーフライン付近からドリブルで自分で左奥深くまで持ち込み、そのままゴール前へ的確なセンタリングを放った。ゴール前混沌とするなかこちらからは見えずらかったのだが、ゆえ選手が見事同点打を決めた。
1-1同点のまま均衡した接戦は続いた。
途中なお選手がけがで退場するなどアクシデントもあるなか、FC駒沢女子はクロスバー直撃でわずかに外れるシュートを放つなど決定的チャンスを作り、全国大会チームを破る勢いでゲームは進み1-1引き分けのまま試合終了時間を過ぎ主審が時計を見たその時・・・・。
中央を突破する十文字選手が見えた・・・。
予想もしなかった幕切れだったが、それが全国大会に行くチームの持っている強さなのだろうか。
最後の1秒まであきらめず勝を意識してゲームを進めるのはどちらも同じ事、そこでこのような結果が出た十文字中学は「何かを持ってる」と諦めざるをえないし、その闘志を称えるべきかなと思います。
直後に聞いたホイッスルにそのタイミングから選手たちのくやしさは充分理解できるけど、ゲームそのものはすばらしい内容だった思う。
リーグ初戦で、実力は十文字中学とほぼ互角だという事がわかっただけでも今日の収穫になったと思う。
これからのリーグ戦が充分期待できるし、いい結果を残せるようがんばってほしいと思います。