REPORT92


2012年7月14日(土)
東京都女子サッカー中学1部リーグ
第2戦、対修徳学園中学(下宿グランド・PM3:30晴れ30℃)

中学リーグ第2戦目、前回の十文字中学に続いて2011昨年の1部リーグ第三位、今年の全日本女子ユース(U-15)選手権東京都予選第四位の修徳学園中学との試合となり、強豪との試合が続くことになりました。
十文字戦では、互角の勝負をして惜しくも敗れたましたが、今年の駒沢女子U15のレベルがしっかり見れた試合で、今日の修徳学園に対しても間違いなく接戦となる好ゲームが期待された。

この日の下宿は猛烈な暑さとなりました。私が副審を受け持った3試合目の試合開始時の気温は31度、湿度の高いカンカン照りで、その中、時間の関係で給水タイムなしで試合が行われ、 選手たちは相当きつかったと思います。(私も前日飲んだビールの倍は汗をかいたでしょうか・・・)
しかし、駒沢戦のキックオフ3:30頃には、太陽も雲に隠れ風も出てきてまずまずのコンディションになった。

試合は予想通り、また前回の十文字戦と同じように均衡した接戦となりました。
しかし、全体的には駒沢のほうが攻め込んでいたのではないでしょうか。駒沢のディフェンス陣の頑張りで、相手にシュートまでのチャンスを与えず、また攻撃陣は中盤から前線スペースへの有効なパスも通るし、ドリブル突破も見せ強豪修徳学園相手に貫録さえ感じさせるゲーム展開となった。
しかし、前半お互い決定的なチャンスがないまま0-0で折り返し。
修徳学園のパス回しも正確で、パワーのあるFWにひやりとする場面もあったが、駒沢のパス回しやコンビネーションプレイはそれを上回っていた。
課題だったフィジカル面後半のスタミナもこの暑さのなか相手チームに勝っていたし、得点への積極的攻撃も随所で見られた。左右両サイドを広く使い、深い位置まで持ち込み何度となくクロスでチャンスを作り、コーナーキックの数も駒沢の方が多かったし、シュート数もクロスバー直撃の決定的チャンスも含め相手を上回っていた。
そして後半も半分を過ぎた頃、この日得意のテクニックを使ってのドリブルで何度となくチャンスを作ったなつき選手が、センターでボールを持つとラインが見えたと思った瞬間、見事なコースを突いたミドル(ロング?)シュートを放った。キーパーがジャンプで止めようとしたが、その上をボールが突き抜けゴールとなり、それが決勝点となり見事に強豪修徳学園を1-0で破り、修徳学園から勝ち点3をもぎ取った。

前回の十文字戦といい、駒沢のゲームスタイルが少し変わってきたように思えました。
予想通り間違いなく今年のFC駒沢女子U15の状態は良いのだが、攻守のバランスがすごく良くなっているし、個のプレーも自信を持って自分の持ち味をしっかり出せている。それが積極的なプレーに繋がり、いい攻撃パターンを作り出している。出場した選手すべてのレベルが上がった感じがして、一人一人それぞれがみんなすごくいいプレーをしていた。
なんか素晴らしいチームに仕上がっている感がひしひしと伝わる今日の試合でした。
更に、今日の自分たちのプレイやイメージをしっかり記憶して、自信を持ってもっと攻撃に積極的になってもいいと思う。それだけの実力と裏付けがあるのだから、今日のなつき選手のように、チャンスがあったら積極的にゴールを狙っていけるようになれば、もっと結果の出せる強いチームなるはず・・・という印象を今日の試合を見て更にそう思いました。

今月末と来月にリーグ戦とガールズU15大会など試合が集中しています。
暑さのなか、体調管理とケガには十分注意してください。


 

  


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